ショートとフリーのリバーシブルバナーを作る ~こだわり編10~
以前、ブログにのせたこのデザイン。
田中刑事君のフリーの衣装の一部分を取り入れ、いかにも刑事ドラマのタイトルにありそうなフォントを使ってデザインしてみたのだけど……
できました。
苦労したのは生地探し。デザインを原寸に拡大して、ストライプの幅を図ると、1㎝前後がベスト。
その幅の生地がなかなかない!あとは「刑」の文字の横幅を詰めたり、こんな風に↓文字を整形したり……。いつもそうだけど、切って貼っての作業をする時間と同じくらい下準備にかかったりする。
しかも、今回は作る直前、「刑事君のショートの衣装を作ったアトリエに行って取材してきました」というツイを見つけてしまった! デザイナーさんのこだわり、感じました。
どうせ、裏地を黒にするなら、ショートの衣装のデザインも取り入れられるではないか!
でも、ストライプの幅で選んだ生地は綿100%だから、シワになりやすいし、熱に弱いグリッターシートや合皮も使っているので、後ろからアイロンをかけること前提に作らなければならない。
というわけで、フェルトと、アイロン接着タイプのグリッターシートで文字を作ることに。
真っ白なフェルトシート(ほかの生地と同じように横幅が1m前後あるもの)と100均に売っていたラメフェルト(といっても、ラメが少なすぎで、普通のフェルトとあまり変わらない)のどちらを使うか迷った末、薄手のラメフェルトを使うことに。
そして、ウエストの部分にシフォンを折りたたむような感じでドレープっぽく重ねてみた。
KEIJIはプログラムのように、ロックな感じのフォントにしようと思って選んだのだが、貼ってみたら・・・・。ちょいかわいすぎたか(苦笑)
重ねたシフォンは近くて見るとわかるけれど、ちょっと離れると分かんないよな~~。
そして、なんか物足りない。つい、キラキラ素材で盛ってしまいたくなる私はアイロングリッターシートのシルバーとパープルをパンチでカット。
切るのはラクだったのだが、1粒1粒が小さくて軽いため、とっても並べにくく、手間取ってしまった。
アイロンで貼り付ける際は、ごしごし動かしてはダメ。上から押さえて。
貼りついたら、1粒1粒、上のフィルムもはがさなければいけない。これも結構面倒。でも、アイロングリッターシート(ラメシート)で、文字を作ったりすると、結構、シートが無駄に残ってしまうので、その有効活用にもおすすめ。
クラフトパンチってすごく種類が豊富だから、ハート、星、いろいろな形に作れるし・・・。
そんなこんなでできあがった裏面がこちら。ドレープのラインに沿ってキラキラがついてます。
そもそもしわになりにくい素材を使えば、ほとんどアイロンがけなんてしなくてすむけれど、万が一のことを考え、リバーシブルにする際は、こんな風に1面をアイロンがけできる素材で作るとよいでしょう。