遊び心で選手の衣裳の一部を取り入れる~こだわり編2~
昨日は選手の衣装の色に合わせて生地を選ぶお話をしましたが、さらにデザインの一部を取り入れると、
だいぶ個性的なバナーになってきます。
ここでは「アイデア」のヒントになるように、過去制作したものをご紹介。
岡山三銃士の昨シーズンの衣装から。
▼昨シーズンの星南君の「キャラバン」です。実際のネクタイは、黒の生地に大小のストーンを付けられたみたいですが、プログラムのお披露目直後に早速作ってしまったので、そうとは知らず、スパンコールがついたオーガンジーを使用。それでも雰囲気は出ました。今年は赤の生地にネクタイつけるっていうのもいいけど…
生地を紺にして、レミゼラブルの衣装の胸元についているのトリコロールのロゼッタをバナーも右上につけるという手も。青、白、赤が「自由・平等・博愛」を意味するということで、星南君のこだわりだそうです(妹さんだったか、ご本人だったか、お写真お借りしました)。糸で縫い付けておけば、取り外せるので、プログラムが変わっても掲げられます。
▼木科雄登君の昨シーズンのフリー、バイオリン協奏曲の衣装の首回りの素材を使用。黒にドットの生地は本物とちょっと違いますが、フリルは同じものを使用。
この素材を探していて気付いたこと。衣装屋さんっていち早く新素材を使うんだな~。フリルもこの衣装に使われている実際のドットの生地も新作でした。
▼島田高志郎君のロミジュリ。
サッシュベルトの部分、本当は暗いグレーなんだけど、同じ色にすると目立たないので、あえて明るいシルバーにして、文字をのせてみた。
▼こちらは初めて生で演技を見た時、しっぽをつけて踊る古屋龍磨君があまりにも斬新でかわいくて作ったバナー。これだけで何の曲か分かりますよね(笑)
「この衣装のどこをデザインに取り入れてみよう」などと考えながら素材を探して作る……。
手間はかかるけれど、とっても楽しくなります。
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