応援バナーはどんなプレゼントより選手の励みになる贈り物。1人でも多くの方に、1人でも多くの選手のバナーを掲げてほしいから、ミシンがなくても作れる応援バナーの作り方をご指南

応援バナーのサイズってどのくらい? ~基礎編1~

※9月30日追記、2017年全日本に行かれる方はここにのっているバナーに関する注意事項を読んだ上でサイズをお決めください。

第86回全日本フィギュアスケート選手権大会 ※チケット販売情報掲載しました | 公益財団法人 日本スケート連盟 - Japan Skating Federation

f:id:go_for_it_figureskater:20170930132248j:plain

※9月16日追記 2017年GFPに行かれる方は、こちらの記事を先にご覧ください。

GPFの手持ちバナーは自席からはみ出さないで~ワンポイントアドバイス~ - 作っちゃおう! フィギュアスケーターの応援バナー

 

最近よく見かける紙バナーはA3サイズ。縦29.7×横42.0㎝ですが、

このサイズでも結構ちゃんと見えますよね。折角布で作るのなら、これより大きくしたいですが……。

横幅を考えるポイントは……

  1. いつも1人で掲げるか、2人で掲げるか
  2. 名前を漢字で入れるか、アルファベットで入れるか、漢字の場合、名前だけか、名字も入れるか
  3. 隣の人に気を使いたくない、できるだけ大きくしたいなど自分の「気持ち」

客席の幅は50㎝前後なので、1人で隣の人に気を使わずに掲げたい場合は1席分の幅+αで

横幅50~60㎝がおすすめ。2人で掲げるなら、100~120㎝までいけます。

漢字2文字で、字の左右にデザインを入れなければ、

横幅50㎝のバナーで1文字20㎝四方(A4サイズ全面くらい)、

横幅60㎝なら25㎝四方(B4サイズ全面くらい)まで大きくすることができます。

 

大きいものにしたい場合は80㎝くらいが目安。100㎝幅でも1人で持てるけど、

1人にしては大きくて「お隣さん、ごめんなさい」って先に一言声をかけたくなります。

 

外国人選手のように横文字表記になると、さすがに50~60㎝では字が小さくなるので、

私は80㎝くらいで作っています。

 

縦は横幅の3分の2くらいに長さにする方が多いと思うけれど、

名前だけ入れる場合、タオルバナーのように細いもので十分

(一文字の大きさが25㎝四方なら縦30㎝くらいなど)

市販品のD1SKタオルバナーは 横75㎝、縦34㎝だそうです。

 席が最前列でないと、バナーの下の部分は前の方の頭や肩にかかってしまうし、

全部見せようと高く上げると、後ろの方の迷惑に。

タオルバナータイプだと、生地代が安くすむ、持ち運ぶ際の折り目が少ないから

シワも少なくてすむなどのメリットも。

 

ちなみに、壁に掲げるバナーの場合、スケート連盟の規定は縦120㎝、横180㎝まで

実際作ってみると、ベッドカバーみたいな大きさで大変ですが、小さいと、

最大サイズのバナーに挟まれた時、埋もれてしまうので、全日本やワールドなど

大きな競技会で掲げるなら、最大サイズで作りたいもの。掲示場所の確保は大変のようですが‥‥。

 

ブロック大会や西日本、東日本、全日本ジュニアなどは、掲げるスペースのわりに、

バナーの数が少ないことが多いので、これより小さくてもいいから作って、

選手を後押ししてあげたいなと思います。

やっぱり壁バナーはハンドバナーよりインパクトがある!!

サイズを小さくした場合、会場にスペースが十分あれば、最大サイズのバナーからちょっと離れたところに掲げるのがおすすめ。

フィギュアスケート応援バナー

生地は何がいい? サテン、綿ポリ、シャンタン ~基礎編2~

生地の素材

基本的にシワになりにくいものがGOOD。綿100%は色柄豊富だけど、シワになりやすいので、

私自身は選手の衣裳を模したデザインにしたくて、似た生地が綿しかないとき以外は使いません。

 

今回はまずシワになりにくい無地の生地でおすすめな定番素材をご紹介。

 

ポリエステルサテン

 よく使われているのが1m400円くらいで安いわりに光沢があって見栄えがする「サテン」。

ただし、柔らかく滑りやすいので、テーブルの上で作業をするとき、動いて扱いにくい、

そして、文字素材をボンドで貼り付けたとき、はみ出すとシミになりやすいのが難。

サテンを使うときは、ボンドを使わなくてすむ貼り付け素材を使うとよいかも(これはまた追ってご紹介)。

 

▼どの生地より色が豊富

 ▼こんな織り柄が入ったサテンジャガードにするとエレガントな感じに

 2019年5月17日追記

サテンを使う場合は、こちらも参照

「サテンで応援バナーを作ると表面にうねりが出てしまう」を解決する方法 - 作っちゃおう! フィギュアスケーターの応援バナー

T/Cブロード(綿ポリ)

扱いやすいのは綿35%+ポリエステル65%の混合素材、通称「綿ポリ」。

「綿ポリ」にも厚手と薄手のものがあり、バナーに使うなら、T/Cブロードという厚さが薄~普通の生地でOK。T/Cツイードと言う生地だと厚くて重くなりそう。

 

▼こちらは東京・日暮里の繊維問屋街にある有名なTOMATOさん。1mで700円前後は標準的なお値段

 ▼ノムラテーラーさんなら10㎝40円ちょっと。これは安い!

 TOMATOさんは安い!と有名なお店だけど、ネットで比べるとそうでもない(という発見)

 以上の2種類は地方都市の手芸品店でも手に入りやすいので、お手軽です。

 

 バックサテンシャンタン

サテンのように光沢があるドレス生地。サテンより張りがあって、裏面が少しざらざらしているため、滑りにくくて扱いやすい。超おすすめの素材。

▼街中のお店だと1200円以上することも多いけど、ネットだと1m800円くらい~

▼CRAFT NAVIさんは1m単位だけど、生地幅が広くて1m約700円でお得感がある

 

生地の色

初めて作るなら

1.生地を白やベビーピンク、クリームなど薄い色にして文字を黒などダーク系にする

2.生地を黒、紺、エンジなど濃い色にして文字を白など淡い色にする など、文字に使う色とセットで考えて選ぶのがおすすめ。

失敗が少ない生地の色は黒。黒なら白、シャンパンゴールド、シルバー、ベビーピンク、

スカイブルーなど合わせやすい色がたくさん。

 

生地の色が心配な場合はこんなのを一度取り寄せて確認するとよいでしょう。

サテン

[rakuten:yuzawaya:10118038:detail]

T/Cブロード

[rakuten:yuzawaya:10118037:detail]

 

ネットでも店頭でも10㎝単位で買えることが多いのですが、ネットの場合、少量だと、送料が気になるところ。クリックポスト、ネコポス便、ゆうメールなどで発送してくれるショップも多いので、送料もチェックして。

文字の素材は何がいい? グリッターシート ~基礎編3~

バナーのことをよく知らない人によく言われるのが「文字はフェルトで作るの?」。

100均にもあるフェルトは入手しやすくて便利だけど、

1.だんだん毛羽だってくる 2.ふにゃふにゃしていて貼りにくい

3.厚みがあって、細かいところが思い通りに切れないなどのデメリットも。

 というわけで、フェルト以外で比較的入手しやすいおすすめの素材をご紹介。

 

文字をキラキラさせたい方におすすめなのがグリッターシート、ラメシート

これにはシールタイプ、アイロンプリントタイプ、それ以外の3種類があります。

 

 

アイロンプリントタイプ

切り取った文字をアイロンで貼り付けるだけ。他のタイプのグリッターシートより

薄手だから、貼り付き感がナチュラル。各ショップ、色も豊富です。

f:id:go_for_it_figureskater:20170725221957j:plain

赤は日の丸を作るときに大活躍

ショップによってシートの大きさが違うので、文字の大きさに合ったベストなものを選んで。

▼こちらはクイックアートさんのネイビーブルーを使用

f:id:go_for_it_figureskater:20170714163415j:plain

 ▼クイックアートさん「アイロンラメシート」


▼ユーロポートさん「パールグリッターシート」

48×48㎝、30×48㎝などさまざまなサイズで販売

[rakuten:europort:10002338:detail]

 ▼バイオテックさんの「ファイングリッター」

 

2019年5月6日追記

※アイロン接着タイプのほうが簡単に貼り付けられる上、文字がはがれにくく、はがれても、またアイロンをかけるだけ。アイロン接着タイプにもいろいろな素材がありますが、失敗が少なくて、扱いやすいうえ、キラキラして華やかになることから、ここ1年くらい、私は文字素材の8割をアイロングリッター(ラメ)シートにしています。

仕入れたものの一部を漢字2文字分の便利なサイズで小分け販売しておりますので、

ご利用くださいませ。

amazingbanner.jimdofree.com

 

シールタイプ

アイロンタイプと比べて、位置がずれても貼りなおせるのがシールタイプの便利なところなのですが……

 

A4サイズ10枚で800円程度と超安い misscraftさんのを取り寄せてみたところ、

アイドルのうちわ作成のために作られたグッズのようで、粘着力が弱い。使えないことはないけれど、

裏紙をはぎ、ボンドや両面接着(粘着)シート(これに関しては貼るための素材のところでご紹介)

を貼ること前提にした方がいい。

 ▼misscraftさん、同色10枚セットもあります

 ▼ダンフォルムさん (他色あり)は30×30㎝で1枚900円。材質を上記の商品と比較すると違うので、

粘着力も違うかも

これ使ったことがある方、粘着力がどうだったか教えてください

ご連絡&お問い合わせフォーム

 

ボンドなどで貼り付けるタイプ

アマゾンで「グリッターシート」で検索すると、お手頃なのがぞろぞろ出てくるのですが、どれもうちわに貼る厚紙タイプで生地向きではない。

 

▼衣装向けの特殊生地を主に扱っている浅草のフジカケさんのソフトグリッターは130㎝幅で10㎝333円。

アイロンタイプより安くておすすめなのですが、

店頭まで見に行ったところ、以下のピンクと白だけは濃い生地に貼ると、生地の色が透けてしまいそう。その他の色は問題なし。

気になったら店頭まで見に行って。

特殊生地・衣装生地のフジカケ

www.fujikake-shop.jp

グリッターシートが充実しているのはオカダヤさん新宿店の4階。

布・生地と手芸用品の販売/通販 | オカダヤ

www.okadaya.co.jp残念ながら同店のネットショップでは販売していませんが、10㎝で400円前後です。

 

同店で購入した黒のグリッターシートを使用

f:id:go_for_it_figureskater:20170714164314j:plain

 白のグリッターシートは文字だけでなく、日の丸を作るときのベースにも使えます。

f:id:go_for_it_figureskater:20170715082047j:plain

某選手が大好きなキャラクターのシルエットもグリッターシートできらきらに(笑)

f:id:go_for_it_figureskater:20170714170434j:plain

日本全国のグリッターシートを販売しているショップをご存知でしたら、こちらから

お知らせください。紹介させていただきます。

ご連絡&お問い合わせフォーム

 

なお、グリッターシートはアイロンタイプ以外、熱に弱いです。アイロンをかける場合は生地の裏側から。

文字の素材は何がいい? 合皮(フェイクレザー) ~基礎編4~

 合皮(フェイクレザー)はフェルトよりクール、グリッターシートよりマットな感じに。

 黒や白だったら、日本全国の手芸品店やDIYショップにもよくあり、

90㎝幅で10㎝100円しないものもあってお手頃。選ぶポイントは厚さ。

 椅子の張替えなどインテリア用のは厚手で、重くなってしまうので、

できるだけ薄手のものがおすすめです。

 

f:id:go_for_it_figureskater:20170715112026j:plain

 薄手のものなら、フェルトと違ってシルエットの指先まできれいにカッティングできます。

 

使い勝手がいいのは「貼るレザー」「貼れる合皮」の薄手タイプ(厚さ0.2㎜)

10㎝で200円前後です。オカダヤさんのサイトにも紹介されていますね。

http:// http://www.okadaya.co.jp/shinjuku/recommend_detail.html?recommend_id=4641&title=%E6%B0%97%E8%BB%BD%E3%81%AB%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8B%E2%98%86%E8%B2%BC%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%90%88%E7%9A%AE

この記事内には4色となっていますが、新宿店にはゴールドだけでも3色はあり、

結構豊富。ユザワヤさんの蒲田店や町田店にもいろいろありました。

両店ともネットショップでの販売がないのがたまにきず。

 

1m単位となりますが、布百選さんにもいろいろな色があります

 

こちらは黒地に白の「貼るレザー」を使用

f:id:go_for_it_figureskater:20170714173014j:plain

 

こちらは黒の「貼るレザー」を使用

f:id:go_for_it_figureskater:20170714173709j:plain

 

  こちらはA4で600円前後と上記より高いけれど、これもいけそう

CAPTAIN88 合皮粘着シート CP191 col.1ブラック

CAPTAIN88 合皮粘着シート CP191 col.1ブラック

 

 

「貼るレザー」が便利なのは文字通り接着材が不要なこと。粘着性は結構高いです。

バナーの文字って結構入り組んでいるので、貼るのに神経は使うし、手はべとべとになるし、

はみ出したボンドを取るのも一苦労。

その手間がなく、ちょっとずれたなと思ったら、貼りなおせるのがとっても便利。

ただし、少し伸びるので、気を配らないところもいろいろ。貼り方にこつは追ってまた。

 

なお合皮は上からアイロンをかけると、表面が溶けるので、アイロンは裏側からかけましょう。

 

 

文字の素材は何がいい? ラバーシート ~基礎編5~

ラバーシートも切り取った文字をアイロンプリントするタイプで

最もなナチュラルな感じに仕上がる素材。

 これは黒のラバーシートを使用

f:id:go_for_it_figureskater:20170715085744j:plain

この手のアイロン接着タイプって、商品によっては、白などの素材を黒地に貼ると、

黒い地が浮き出てきて、失敗することもあるのですが、

バイオテックさんの白のラバーシートを黒の綿ポリ生地で試したら問題なしで

きれいに張り付きました。失敗が少なくて扱いやすいのもポイント。

 

パイオテックさんはさまざまな大きさで販売。

 

使ったことはないけれど、蛍光色とかメタリックとかいろいろなタイプがあります。

 

 ほかにも様々なショップさんで販売

アイロンプリントシート 熱転写ラバーシート A4サイズ程度(02:白)

アイロンプリントシート 熱転写ラバーシート A4サイズ程度(02:白)

 
アイロンプリントシート 熱転写ラバーシート 大判 A3サイズ程度 (02:白)
 

 

 

文字のフォント(書体)はどうする? ~基礎編6~

フォントの選び方

最も一般的な明朝体やゴシック体、POP体でもいいのですが、漢字だったら毛筆体がおすすめ。

並べてみると、書体で随分違いますよね。

f:id:go_for_it_figureskater:20170715091612j:plain

 

フォントのダウンロード

パソコンに入っていないフォントは「フリーフォント 毛筆体」とか

上記のようなフォント名で検索してダウンロードしてみて。

その際、ダウンロードボタンをクリックしたら、「保存」。

そして、そのファイルを開けると、こんな感じで表示されるので、フォント名をクリック。

f:id:go_for_it_figureskater:20170715092720j:plain

以下のように複数出てくる場合、1つ目は使用上の注意事項などが記載されていることが

多く、サイズが大きい方を選びます(下の方ね)。

f:id:go_for_it_figureskater:20170715092729j:plain

そうすると、こんな画面になるので、インストールをクリック。

f:id:go_for_it_figureskater:20170715092910j:plain

それだけで、パソコンに入り、ワードでもエクセルでもなんでも使えるようになります。

なお、パソコンに元々入っているフォントは、パソコンのバージョンで違います。

Windows7を使っている方、10に変えると、全部を「お引越し」してもダウンロードした書体は

引き継がれないので、新しいパソコンでまたダウンロードする必要があります。

 

文字は、フォントによって形がきれいなのとイマイチなのがあるので、

どれがいいか試してみてください。

 

A4サイズ全面に一文字を拡大して印刷する簡単な方法

 

8月8日追記 

文字を拡大して印刷するには、ラベル屋さんというサイトを使う方法もあります。

こちらのほうがさらに簡単なので、こちらもチェックしてみて

ラベル屋さんで文字を作る~デザイン編1~ - 作っちゃおう! フィギュアスケーターの応援バナー

 

以下はA4のホームプリンターで文字を印刷する場合の手っ取り早い方法(Windows10使用)。

まず、ワードを開き、漢字を一文字を入力。その文字をペーストした状態で

フォントを選び、その横のサイズの部分に直接級数を打ち込んでエンターキーを押す。

これをしないと、72級までしか大きくできません。

フォントによって違うのですが、A4全面で1文字にする場合、500~600級まで

大きくできます。

f:id:go_for_it_figureskater:20170715095416j:plain

字が細い場合、フォントを選ぶ欄の左下のBをクリックして太字に。

 

そして、印刷設定で余白をできるだけ少なくします。

f:id:go_for_it_figureskater:20170715100015j:plain

↑「狭い余白」を選ぶか、ユーザー設定で左右を印刷できるギリギリの数字(3.4㎜など)に変更

 

そうすると、こんな感じで、大きく印刷できます。

f:id:go_for_it_figureskater:20170715100856j:plain

 

A4でプリントした後は生地のサイズに合わせて拡大を。

プリンターが壊れたら、紙バナーの印刷に使っている方が多いコンビニのこんなサービスを利用して

 

マルチコピー機|ローソン

マルチコピー機でできること|セブン‐イレブン~近くて便利~

マルチコピー機|サービス|ファミリーマート

なお、フォントによっては、拡大すると、文字がかくかくギザギザすることがあります。その場合は赤いペンで書いたように、補正して線を滑らかに。

f:id:go_for_it_figureskater:20170725222205j:plain

フィギュアスケート 応援バナー 宇野昌磨

文字を太くグレードアップさせる方法は? ~基礎編7~

文字はできるだけ太い方がよいのですが、方法は単に「太字」体にするだけではありません。

 

1.太字にしてもまだ細かったら、自分で太くする

こんな感じで印刷した文字の周りにラインを書いて、文字を切る時、新たなラインでカットする。

f:id:go_for_it_figureskater:20170725164324j:plain

 

2.文字を違う素材で縁取る

1と同じように印刷した文字の周りにラインを手書き。

1つの素材はその手書きのラインで切り、もう1つの素材を印刷した

文字のアウトラインで切って重ねる

f:id:go_for_it_figureskater:20170715105237j:plain

 ちなみにこれは白が貼るレザー、ピンクがフェルト

 

3.2枚の素材を重ねて切り、ずらして貼って一方を陰のようにする

別々に切ると、手加減で微妙にカットラインがずれますから、

素材をホッチキスで2枚重ねて一度に切るのがおすすめ。

f:id:go_for_it_figureskater:20170725183541j:plain

とってもきれいに仕上がります

f:id:go_for_it_figureskater:20170715102948j:plain

ちなみにこれは白がグリッターシート(オカダヤさん新宿店)、ゴールドが貼るレザー

 

同じ形に3枚切ってこのようにする方法も

f:id:go_for_it_figureskater:20170715104848j:plain

 これは黒もゴールドもグリッターシート使用(どちらもオカダヤさん新宿店)

フィギュアスケート 応援バナー

文字の貼り付けにおすすめのグッズ ~基礎編8~

シールタイプやアイロンプリントタイプでない素材で文字を作った場合、

ボンドでの貼り付けが必要になります。

 

布用ボンド

文字の貼り付けは、100均で売っている手芸用ボンドでOK

f:id:go_for_it_figureskater:20170715142122j:plain

 ▲左がCan Do  右がダイソー

▼こんな布用の瞬間接着剤、速乾接着剤もあるのですが、

コニシ ボンド 裁ほう上手 45g #05371

コニシ ボンド 裁ほう上手 45g #05371

 

 貼る面積が大きいので、すぐに乾かず、少しずれても、調整ができるノーマルなタイプの方が使いやすい。

 最初は1本500~700円するこんな▼接着剤を使っていましたが、

コニシ ボンド布上手 布専用接着剤

コニシ ボンド布上手 布専用接着剤

 

結構使うボンドの量も多く、1つ作るのに半分使い切ってしまうことも。100均ので十分です。

貼った後、コピー用紙をかけ(これをしないと、重さであっふれたボンドが重しについてしまう。新聞など印刷物を使うと、生地に色移りするので白がいいんです)、その上に本などを重しにしてしばらく置いておくと粘着力アップ。

 

 両面接着シート、両面粘着シート

これは超おすすめ! 強力な両面接着テープのシート版です。

文字をカットする前に、文字素材の裏側に両面接着シートを貼り付けておきます。

それからカットすればそのまま文字のシールに。

▼写真の右側が接着シートを裏に張り付けた合皮素材

f:id:go_for_it_figureskater:20170725183457j:plain

これを使えば、手も生地もボンドで汚れないし、貼る時間が大幅短縮!

フェルトなどふにゃふにゃな素材はこれを貼ることでしっかりしますし、

ストレッチが入った合皮はこれで伸びなくなるというメリットも。

接着シート 両面[WS-100]

接着シート 両面[WS-100]

 

 フィギュアスケート 応援バナー

布の貼り合わせに便利なグッズ ~基礎編9~

 ミシンがなくても、手縫いしなくても、これがあれば大丈夫!というおすすめグッズがこちら。

 

アイロン接着テープ

糊成分が蜘蛛の巣になっていて、生地と生地の間に挟んでアイロンをかけるとみごとにくっつきます。

 

▼裏地を付けない場合は生地の縁を裏側に2つ折りにして、このテープをかさんでアイロンがけ

f:id:go_for_it_figureskater:20170725222511j:plain

▼ 裏地をつける場合は、表布の表と裏地の表を重ね合わせて、縁に沿ってテープを挟み、アイロンがけ(まずは上部分と下部分だけ貼り付ける)

f:id:go_for_it_figureskater:20170725222725j:plain

※裏地はどちらでもいいのですが、布地にいろいろ貼り付けると、ボンドの後がそのままつくなど、裏が美しく見えないため、美的観念から私は透けない素材(表地と同じことが多い。洋服の裏地は使いません)を全部つけています。

▼左右の端の処理は文字や装飾などが全部済んでから。内側に織り込んで、テープを挟んでアイロンをかけるのがおすすめ

f:id:go_for_it_figureskater:20170725224017j:plain

※装飾が済まないうちに、四方を全部処理してしまうと、後で装飾したとき、ボンドが裏地まで届いて折角付けた裏地が汚れてしまいます。その点、左右を開けておけば、中にコピー用紙が挟めて、ボンドを吸い取ってもらうことができるのです。

 

KAWAGUCHI ストレッチ用 両面接着テープ アイロン接着 幅20mm 長さ5m 93-063

KAWAGUCHI ストレッチ用 両面接着テープ アイロン接着 幅20mm 長さ5m 93-063

 

幅は9㎜、12㎜、15㎜、18㎜、20㎜といろいろあるので、お好みで。私は20㎜を愛用しています。

 ▼こんな黒いのもあるのですが、

 生地からこのテープがはみ出した状態でアイロンをかけると、アイロン台が黒く汚れてしまうので、

黒い生地でも、白いテープを使いましょう。

 

これを知ってから、ミシンは一切使いません。ミシンと違って表に響かないし、

ちょっと貼り付けで失敗したら、手ではがせて、ミシンのように糸をほどく手間もいらないから。

 

強力両面接着テープ

 アイロンがない方、貼り合わせたい部分にスパンコールなど溶ける素材を貼り付けてあって、アイロンを使えないところはこれを使います。

KAWAGUCHI 超強力 布用 両面テープ 透明 10m 幅20mm 94-005

KAWAGUCHI 超強力 布用 両面テープ 透明 10m 幅20mm 94-005

 
KAWAGUCHI 超強力布用両面テープ 透明 10m巻 幅15mm

KAWAGUCHI 超強力布用両面テープ 透明 10m巻 幅15mm

 

こちらも様々な幅があります。

f:id:go_for_it_figureskater:20170725173225j:plain

▲私は左側の100均の10㎜幅を愛用。右側の3㎜幅はスパンコールテープなど細いものを布地に張り付ける時に使っています。

 

あとはボンドがあれば生地の四隅の処理や布地の張り合わせは問題なし!

 フィギュアスケート 応

文字を切るコツ、貼るコツ ~基礎編10~

 ここでは少しでもラクにカットするコツ、上手に貼るコツをアドバイス

 

サクサク切るコツ

▼印刷した紙は、文字に使う素材の上に重ねて、ホッチキスで固定

f:id:go_for_it_figureskater:20170725183607j:plain

 ▼分解できる文字はこんな感じでうまく配置すれば素材が無駄にならない

f:id:go_for_it_figureskater:20170725183632j:plain

▼ホッチキスが届かないところは、ある程度切ってから留めます

f:id:go_for_it_figureskater:20170725183710j:plain

▼はさみが入りにくいところだけカッターで

f:id:go_for_it_figureskater:20170725183828j:plain

1カ所、穴を空けるためにカッターで切り、そこにはさみを入れた方が早いことも。

 

上手に貼るコツ

 同じ形の文字を重ねる場合はずらし加減を決めます。

▼影にする方を斜め下にするのが一般的。

f:id:go_for_it_figureskater:20170725183756j:plain

 シールタイプの文字は、端から少しずつ裏紙をはがして貼ります。

一度に全部はがしてしまうと、文字と文字がくっついてしまい、手に負えなくなるから注意!

▼途中から裏紙が邪魔になって、貼りにくくなるので、その場合は余分な裏紙を切ってしまいます。

f:id:go_for_it_figureskater:20170725183912j:plain

ボンドを使う場合は、コピー用紙を文字の下部分にあて、それを台にして文字の上半分の裏にボンドをつけて貼ります。

▼ボンドをのばして均一に塗るにはナイフを使うのが一番!

f:id:go_for_it_figureskater:20170725183939j:plain

今度は文字の上半分にコピー用紙をあて(その際、用紙は新しいものにチェンジ。

ボンドがついている紙を使うと、文字の表側を汚してしまいます)、

▼同じようにボンドをつけて貼り付け。

f:id:go_for_it_figureskater:20170725184002j:plain

文字がすごく大きい場合、画数が多くて複雑な文字の場合は、

今上下で2回に分けた作業を、4~5回に分けて行いましょう。

 

こうして貼りついた文字がこちら。

f:id:go_for_it_figureskater:20170725184055j:plain

※ 復帰を祈願して作った某選手のバナー

 

たくさんあるフォントの中からしっくりくるフォントを選び、印刷して、

好みのサイズの布地に合う大きさに拡大。そして、文字をカットして、ボンドで貼り付ける。

これだけで、3時間かかることもよくありますが、頑張って!

 

フィギュアスケート 応援バナー