「サテンで応援バナーを作ると表面にうねりが出てしまう」を解決する方法
安くて光沢があるサテンをバナーに使う人も多いと思いますが、
難なのは、文字などを貼ると、うねりが出ることがあること。
生地が柔らかすぎるんです。
で、文字など貼ったところだけ生地がピンと張った感じになり、その周りが膨らんで波打ってしまうのですね。
そうならないようにするには、生地の裏にアイロンで接着できる接着芯を貼って、生地を強化するのがおすすめ。
接着芯には3タイプあります。
1.ニットタイプ・・・柔らかすぎるし、伸びるので、バナーにはおすすめできません。
薄手から中肉の生地に【ダンレーヌ芯地】R111(薄地用ソフト芯地)アイロン接着で簡単♪【洋裁材料・手芸材料・接着芯・芯】
2.不織布タイプ・・・一番安いのですが、なんか和紙っぽい感じになるので、イマイチ。ニット系と違って伸びるということはないので、使えないことはありません。選ぶなら「薄手」に。
3.織芯タイプ・布タイプ・布芯タイプ(言い方いろいろ)・・・薄手の布の片面にノリ成分が付いている感じ。
いろいろ試した中で、一番のおすすめはこれ。ただし、色は白と黒くらいしかない。
サンコッコー アイロン接着芯地 織芯タイプ 薄手 白/SUN50-35
ポリエステル100%の接着芯の多くは伸縮性があるんだけど、これは伸びない。
だから、バナー自体もシワになりにくいのです。こちらも買うなら薄手に。
次におすすめなのは綿とポリエステルの混合タイプ。生地のハリはこちらの方が出ます。赤、青などカラー接着芯もあり、表地に合わせて選べます。
最近、ハンドメイドバナーのご希望で、すごく好評なのが、スポンジラメという生地なのですが、
スポンジラメ 9色 無地黒 青 赤 ピンク 緑 紫 金 銀系 全9色 布幅105 50以上10cm単位販売
これはニットっぽい素材で、ほんの少しですが伸びるため、これも接着芯を貼って伸び防止。クラッシュベロアなど伸縮するベロア系の生地にもおすすめです。
ちなみに、同じサテン系でも、私が一押しの、バックサテンシャンタンの場合は、
生地自体にハリがあるので、何か貼っても、うねりが出るということはほとんどなく、接着芯は不要。バックサテンシャンタンは、サテンの2~2.5倍しますが、
接着芯代とそれを貼る手間を考えると、高くはないお買い物? 色も1年前よりだいぶ増えている!!
使うときは、表地も裏地も、実際の寸法より大きめに生地をカット。
(写真はスポンジラメ+綿とポリエステル混合の接着芯)
たとえば、60×45㎝のバナーを作るなら、四方を裏側に織り込む分をそれぞれ3㎝として、66×51㎝が必要な大きさになりますが、
どんなに伸びない接着芯を使っても、慣れないうちは、貼り終わってびっくり。長方形のつもりが、少し斜めってる!ということがあるのです。
なので、貼ってから、必要なサイズにカットします。
表地に使う生地の方はきれいにアイロンをかけておいてください。
接着芯についているシワはそのままでOK(貼り付けながら伸ばしていきます)。
そして、生地の裏側と、接着芯にノリ成分が付いている方を重ね合わせて、ど真ん中にアイロンをあて、5~6秒(接着芯によってベストな時間が違うので説明書をよく見て)。そこから四方に向かって少しずつアイロンをかけて、貼り付けていきます。※こうすると、2枚の生地のズレが最小限ですみます。
バナーサイズくらいだと、貼り終わるのに20~30分。途中、表地、接着芯にシワが寄ってないかチェックを! 寄っていたら、はがしてもう一度アイロンがけ。
貼り終わったら、きれいな長方形にカッティング。
四方を、端から3㎝くらいのところで裏側に折り
その半分を内側に折り込んでミシンがけまたはアイロン接着テープ(写真の白いテープ)を挟み込んでアイロン接着
生地のカッティングから四方の始末ができるまで、早くて1時間、初めてだと2時間はかかるかも。
※作るのが面倒な方、バナー素材を簡単に集めたい方、アイデアが思い浮かばないので、作ってほしい方、イメージはあるけれど、どうしたらいいか分からない方はこちらへ