スポットライトのような閃光が差したシルエットにする~こだわり編18~
世のスケオタさんたちがグランプリファイナルで盛り上がっている最中、私は「五輪候補と言われる選手のバナーを作る」という自分に課した宿題の追い込みにかかっています。
当初、女子7人、男子5人を作る予定が、NHK杯での活躍により、一希君も五輪候補に。
さて、どうしよう。このバナー作り、「各選手の衣装の色み、デザイン、モチーフなどを部分的に取り入れつつ、今までにない手法、生地、素材などを使ってアイデアを紹介する」をテーマにしている。
アイデアが枯渇してくるのです。しかも一希君の今季衣装は紫にゴールドのモチーフ、赤×黒。イメージが思い浮かばない。
で、たまたまなんだけど、PCにストックしていた一希君の写真の半分以上がこれらのような「お手上げポーズ」。指の先まで神経行き届いていて、いいね~~。というわけで、これをシルエットにすることに。
それもただ切り抜くだけでなく、業者さんが作るバナーのように放射線状の光が後光のように差しているようなシルエット!!
まずは、「放射線 フリー素材」で好みの放射線を探す。今回使ったのはこちら。
[フリーイラスト] 閃光とダークピンク色の背景でアハ体験 - GAHAG | 著作権フリー写真・イラスト素材集
生地を衣装と同様、赤と黒にするので、この放射線素材も赤に加工する。加工はこちらで。
写真編集アプリに素材をアップロードし、左側の「カラー」を選んでいじってみる。
今回はサテンを使うので、この化繊用のアイロンプリントペーパーを使うことにした。ペーパーという商品名ですが、紙感は全然なく、のっぺりとした質感です。
サイズがA4なので、ラベル屋さんで、縦横の比率を変えて放射線を広げる。
ラベル屋さんの使い方は、こちらから探してください
ラベル屋さん の検索結果 - 作っちゃおう! フィギュアスケーターの応援バナー
それをプリントして
アイロンで貼り付け。このペーパーは布プリ・布シール級と同様、失敗なく使える。
シルエットは黒だと、地味になる感じだったので、あえて光と同じ白に。そして、衣装の部分だけ、デコパージュ液(コーティング剤)に赤のラメパウダーをまぜて、塗ってみる。
襟のラインや袖のシワに部分は厚塗り。
シルエットはもっと厚手の素材がよかったな。薄手の貼るレザーだと、放射線が透けて見える。
で、結局、赤、黒、肌色(ブラウンに白をプラス)のアクリル絵の具で塗る(もはやシルエットではない!!) そして、ああ、悲しいことに、顔が私には描けない!(ごめんなさい。一希君、中途半端で!)
KAZUKIの文字は、ウエストサイドストーリーのタイトル文字のようなアーミーフォント、ミニタリーフォント、ステンシル系と言われるフォントにしたかったのだが、10種類はPCの入っているこの手のフォント、片っ端から試してもしっくりくるのがない。
というわけで、西部劇に出てきそう(西部劇もウエストサイドだ!)という勝手な理屈でフォントをセレクト。
文字にも、光が下から差し込んでいるようにイメージしてガラスストーンを貼り付け
「友野」の文字は、彼の愛されキャラのイメージで選んだ手書きフォントなんだけど、ちょっと可愛すぎたかな?
布と貼り付けたアイロンプリントペーパーの境目は分かるけれど、それもデザインのうちと思えばいいし、遠くから見れば、気にならない?
ちなみに先に紹介したデコパージュ液は、プリントしたコピー用紙を布に貼りつけるということもできる便利なものなので、今度はその手法で、もっと大きい閃光&シルエットにしてみよう。
バナー作りも実験の繰り返し。
友野一希